« Two Way | メイン | 私がウルル行きを延期した理由 »

先祖がしたこと

 オーストラリアのとあるユースホステルでのことです。メルボルンから来た白人のおばさんと、オーストラリアの地図を見ながら気候や地形等の話をしていたのですが、ふいに、おばさんが第二次世界大戦で日本軍がオーストラリア人にしたことを話し出しました。私は未だ、英語をスンナリと理解できないので、おばさんが何を喋っているのかよく分からなかったのですが。とにかく日本軍はオーストラリア人に酷いことをした。そして、それは、私がほとんど何も知らない歴史だということを痛感しました。それで私は申し訳ない想いがして、そのおばさんに、「I'm sorry to hear that.」と言うと、おばさんは「アナタがしたことじゃない」と答えたのでした。

 私はこのブログで、アボリジニについて書いていきますが、どうしてもアボリジニの悲しい歴史について触れなければなりません。そして正直に言うと、私は、先住民である彼等が彼等の土地を失ってしまったことに同情的です。けれど、ここでブログを書き進める前に、皆様にご理解頂きたいことは、私は、今を生きる白人のオーストラリア人を非難する気は決して無いということです。

 私はオーストラリア人に感謝しています。この旅の中で、私は多くのオーストラリア人に助けられました。旅先で話しかけてくれては一人旅に素敵な経験をプラスしてくれました。迷子になれば、私の後を走ってまで追いかけてくれて、その場所までつれていってくれました。下手くそな英語を喋る私に、笑顔でつきあってくれるオーストラリア人と何人も出会いました。時には冷たい態度をうけ悲しい思いをすることもあるけれど。オーストラリア人の多くは、旅人にとてもフレンドリーで優しいです。それを有難く思っています。

 過去の歴史は過去の人間がしたことであり、今を生きる人間がしたことではありません。けれど、先祖がしたことについて、子孫は何らかの責任を持たなくてはならないのかもしれません。また、過去を別としても、今現在に問題が存在しているのであれば、それこそ、今を生きる人間が力を合わせて解決しなくてはいけないことなのだと思います。

コメントを投稿