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Two Way

 アボリジニのコーナーでは、彼等の道具や工芸品等の他に、彼等の歴史も紹介されています。歴史を説明したパネルの見出しには、「Surviving the white Man's World」(白人の世界に生き残る)や「What are land Rights?」(土地の権利って?)など、彼等の厳しい歴史を反映したものが並びます。
 下の写真はその中の一つ。アボリジニと白人を端的に表現しているものと思うので、ここで訳してご紹介します(いつもの如く、誤訳をしていたら申し訳ありません。ご指摘ください)。
アボリジニと白人の説明

  
アボリジニの人々は土地の所有権を語る際に、このように言う。
  我々は、この土地に根ざしているのだ。


 アボリジニの人々は『We belong to the country.』と言うのですが、この英語の表現は、彼等の大地への考え方を反映していて、とても興味深いです。もし、『この国は我々のものである』と言いたいのであれば、文法的に『The country belongs to us.』となると思います。それではなくて、『我々は大地のものである(我々は大地に属する)』と表現するのです。

  
大地こそが、彼等の生活や社会様式、アイデンティティの核である。
  人々と大地の繋がりは、宗教的信仰に基づき、『Dreaming』から生まれる。
  彼等は大地を守る責任を受け継ぐ。年長者から、或いは配偶者を通じて。


  『The relationship between people and land』(大地との繋がり)という言葉をアボリジニの資料の中で非常に見かけます。アボリジニにとって、『大地との繋がり』は、最も大事なことのようです。彼等の思想の中枢と言っていいほどに。そして、このような文化を美しいと私は思うのです。

  
かつて、この土地に来たヨーロッパ人は、彼等と大地の宗教的な繋がりを理解できなかった。

 ヨーロッパ人の思想を私はよく知りません。ステレオタイプかもしれない一般的な見方からいえば、ヨーロッパ人は「自然とは利用し、人間の手で変えるもの」かもしれない。一方で、アボリジニ達にとって、「人間は自然の一部であり、自然に生かされている存在」だと、私は思うのです。このような全く正反対な文化が、この大陸で出会ってしまったのです。

 
 また、アボリジニの人々が特定の大地に義務と権利を有することを
  彼等は何処にでも行ける訳ではなく、全ての資源を利用できる訳ではない。


 上の文章は未だ十分に解釈できていません。全ての資源を利用できない、との部分には、少し心当たりがあります。彼等は、特定の動物を先祖として崇め(先祖が転生したもの?)、その動物を決して食用にせずに、傷つけることすら許さない文化を持っているようです。

 何度も書きますが、私は未だ英語がスラスラ読めません。そのため、目の前に優れた情報がたくさんあることを知っているのに、それを一気に読み切ることができません。それが非常に歯がゆく思えてなりません。一度に全てを理解することは無理なので、少しずつ少しづつ知っていくしかないのです。このアボリジニのコーナーも、全てを見て全てを読み取ることは出来ませんでした。それでも、彼等の歴史をパネルを眺めながら感じていくと、その歴史が余りにも過酷であることに、強い衝撃を受け、人間の歴史について考えさせられました。

 最後にもう一つ、印象に残った、1992年Noongarの年長者、Cliff Humphriesの言葉をご紹介します。

"We can have two ways.
We can have our Noongar way,and we can have the wadjak(white fellow)way."

(我々は二つの生き方が可能だ。一つは我々Noongarの生き方、そして、もう一つは白人の)

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