Reconciliation Weekのイベント紹介(3)
語り継ぐべきことがあります。私達日本人は、8月6日広島、9日長崎への原爆投下。原爆の恐怖を私が意識したのは、高校の修学旅行での広島訪問の時でした。原爆資料館を訪れ、語り部さんのお話を直にお聞きました。皮膚は焼けただれ、眼球は爆風で飛びだし、激痛に苦しみもがきながら、多くの方が殺された。広島で語り継がされたものは、子供だった私にとっては、ひたすら怖くて恐ろしい、恐怖体験でした。修学旅行後も一ヶ月ほど、ショックで情緒が不安定だったのを覚えています。広島で語り継がれていることは、私にトラウマを与えましたが、だからこそ私は原爆を恐ろしいものと知ることができ、二度とこんな惨劇を繰り返してはならないと思うことができます。原爆雲の下の生き地獄を具体的に語り継ぐことは、過去に犯した過ちを決して未来で犯さないために、必要不可欠なことだと思います。
Reconciliation Weekのイベントは、前回書いたようなBBQの他にも、オーストラリアン・フットボールの記念試合、ヤング向けのディスコパーティーなんてものもありまして、お楽しみ系イベントが盛り沢山でした。一方、勿論のことですが、過去の歴史を伝えよう、語り継いでいこうというイベントも数多くあったわけです。その中の一部を、残念ながら私は参加できませんでしたが、パンフレットの記述を元にして、ご紹介したいと思います。
『When I was Young』は幼稚園でのイベントです。幼稚園児がアボリジニの年長者を囲んで、彼等のお話を聞きます。お話会の題目は「私が子供だった時」。演奏したり、お絵かきをしたり、なかなか賑やかで楽しそうな催しです。近所の未就学児童もウエルカムとのことでした。
『Never Turning Back』は、芸術の都市アデレードを代表する、アデレードフェスティバルセンターにて開催。国民投票をテーマに、アボリジニの人々と彼等の経験を物語にして演じた催しです。5月23日から27日まで行われていました。私が気付いたときには、終わっていたのですが観たかったですね。
『Why A Referendum?』は、有識者を招いて、憲法改正をもたらした国民投票について学ぶ勉強会です。『Looking For Answers... What Was the Question...?』では、ダンスや演奏をまじえながら、1967年の国民投票についての若手の発表会がありました。
「国民投票を学ぶ」という点で、実に素晴らしい催しが、世界有数のアボリジニコレクションで名を馳せる、南オーストラリア博物館で行われました。『The Journey -40 Years On 』。私はこの展示会で多くのことを学びました。これについては、後程じっくりとご紹介する予定です。