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2007年11月18日

ブリスベンよもやま

 激安航空会社ジェットスターの就航により、オーストラリアの新しい玄関口として期待されるブリスベン。しかし、定番の玄関口ケアンズやシドニー等の他の都市と違って、通過地点としてのイメージが強く・・・。シティ内に見所が少ないのは否定しようがないのですが、それでも他の都市に移る前に、1泊ぐらいはしてみるのも宜しいかと思います。ブリスベンには、日本人をひきつける観光地として、もうちっと頑張って欲しい。その願いをこめて、今回は、私推薦の観光地をご紹介。

 と、その前に。ブリスベンのアボリジニ情報、博物館、図書館、植物園と来まして、お次は美術館と行きたいところでしたが、すみません、時間切れでじっくり観ることができませんでした。

 美術館もサウスバンクにありまして、州立図書館をはさんで二つあります。博物館に隣接したクイーンズランド美術館と、反対側には下の写真の現代美術館があります。現代美術館には、現代アボリジニ作家の作品が展示されています。テレビ画面を額縁にみたて、絵ではなく動く画像を作品としているものなど、奇抜な作品も多かったです。


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 他の州立美術館のアボリジニアートも観てきて思うことは、現代のアボリジニ作家達は、伝統的な形式に全くこだわらず、かなりすっ飛んだ発想で作品を作っている人も少なくないなあということです。最近、何が芸術なのか、よく分からなくなっている私には、良し悪しがいまいち判断できないのですが。「日本人が作ったから日本人アートで良い」というのが、明らかにナンセンスであるのと同様に、「アボリジニが作ったからアボリジニアートは良い」という考えもそうではないか?木の皮に単純で限定された色だけで描かれていた伝統的なアボリジニアートと違い、現在のアボリジニアートは千差万別。本当にスタイルはバラバラ。これぞ、アボリジニアートという共通の形式は全くなく、アボリジニアートかどうかは、単に作家がアボリジニかどうかで決まっているのが実情であると思います。アボリジニアートという枠組みが無くなる時代がもし来るとしたら、それはきっとオーストラリアにおけるアボリジニの存在が、今とは異なる、一段階ステージを上に上がった世界での出来事になると思います。「アボリジニ作家」ではなく、単純に「作家」として称される次世代の未来です。

 アボリジニアートについて、よく知りもしないくせに、ちょっと蛇足が過ぎましたか。話を初心に戻して、ブリスベンを訪れたら、必ず訪れて欲しい観光地をご紹介します。

 それはブリスベンからバスで30分、本数も多く交通の便の良い。ローンパイン・コアラサンクチュアリでございます。世界最大最古のコアラ園です。とある本によれば、130頭を超すコアラがいるそうです。そのコアラの多さは、実際に訪れてみて、ハンパではありませんでした。コアラばっかり!コアラばっかり!コアラばっかり!赤ちゃんもいっぱい。私はコアラが普通に好きなだけでしたが、ここでコアラに囲まれて、コアラを実際に触って、大好きになりました。ものすごく好きになりました。コアラの顔、もさっとした動作を思い出すだけで、思わず顔がにやけてしまうコアラバカになりました。ここの園のコアラはよく動いてくれたし、オスのコアラの鳴き声も聞けました。うおーうおーと、えらく野太い声で吠えるんですよ。

 また、園内に放し飼いされているカンガルーは触り放題です。コアラサンクチュアリという前に、コアラ大好き人間にとっては、まさに夢のコアラパラダイス。ここにいけば、もう他の動物園に行かなくてもいいんじゃないかなあとさえ思います。また、コアラ抱っこ写真には15ドルかかるのですが(貧乏旅行者泣かせ)、実は触るだけなら無料なんです。園内では一日中、鷹ショーやシープドッグショーなどのイベントがありますが、その一つ、コアラプレゼンテーションが終わった後、飼育員さんに抱っこされたコアラを触ることができます。コアラの毛はジュータンのようでした。このちょっとお得な情報、場末のここのブログを読んで下さってる皆様だけの胸の内に留めてくださいね(笑)。


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2007年11月15日

ブリスベン植物園

 ブリスベンには二つの大きな植物園があります。一つは、極度に蛇行するブリスベン川とシティを一望に見下ろせる展望台で有名なマウントクーサ。写真は観光地化している展望台からの景色で、左がシティで右にちょっこと見えるのが川ですね。
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  山の麓にある植物園は、かなり大きいです。短時間でまわれるコースもありますが、適当に歩いてしまった私は、山道に入りかけ危うく遭難しそうに(笑)。因みに、この植物園では日本に出会えます。1988年にブリスベンで催された国際博覧会の日本パビリオンから移築された日本庭園、そして盆栽ハウスがあるんです。係の方の話では、ブリスベンにはオージーの盆栽クラブが二つもあるそうですよ。盆栽はオージーに人気です。シティからマウントクーサ行きのバスは一時間に一本。しかもシティに帰るバスの最終時刻が夕方4時頃と、結構車がないと不便なところにあるのが難ですが、一日じっくり自然の中でのんびりしたい方には格好の場所でしょう。豆情報として、植物園のレストランのサンドイッチは安いのに、今まで私がオーストラリアで食べてきたサンドイッチの内、ベストのお味でした。
 もう一つは、シティの外れにある植物園。シティを平日ぐるっと回る無料バスに乗って行くことができます。歩いてもOK。クイーンズランド州で最も古い歴史のある植物園です。元々は、開拓者の畑でした。
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 この植物園で、私の大好物のフリーガイドツアーをお願いしました。ガイドさんと私の二人きりです。フリーガイドツアーって人気がないようなので、大抵、こんな風に一対一のVIP待遇になるんです。もっと皆さん、利用されたらいいですよ。ここのボランティアのガイドさんは、私の拙い英語にも優しく付き合って下さったし、植物の説明も詳しく、非常に内容の充実したガイドツアーでした。感謝してます。  次いでながら、ガイドツアーで教えてもらったアボリジニに関する植物を一つだけご紹介しましょう。
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 この木、Bunya Pineと言います。木の頂がドーム上になるのが特徴です。松の一種で、20cm以上にもなる非常に大きな松ぼっくりができます。だから、Bunya Pineの大きな木の下には、「松ぼっくりが危険なので頭上に注意して」なる立て看板があったりします。この松ぼっくりは、一つ3cmぐらいのBunya Nutsが寄せ集まって出来ています。そして、アボリジニはBunya Nutsを食べていました。食いしん坊の私が何処で食べられるか聞くと、ファーマーズマーケット(農作物の生産者による週末市場)でたまに売りにだされるとのことでした。幸いにも、Powerhouseのファーマーズマーケットに遭遇した私は、店の人にも聞いたりして探しましたが、発見できず。いつか食べたい〜、Bunya Nuts〜♪
 さて、このガイドツアーの中で、ガイドさんが一つの銅像を紹介してくれました。Brolgasと呼ばれるオーストラリアのコウノトリ二匹の間に、一人の男性。彼の名は、Jemmy Morrill。彼の同胞の白人と、彼を救ったアボリジニの間の架け橋となって活躍した人物です。
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 1846年、当時22歳だった船乗りJemmy Morrillを乗せた船は、グレートバリアリーフのアウターエッジで難破してしまいました。そのただ一人の生存者であった彼は、アボリジニに発見され、17年間もの間、アボリジニと共に暮らしました。後に、Bowen地区の白人居住地に戻った彼は、アボリジニと白人開拓者の仲立となり、双方の関係改善のために重要な役目を果たしました。  彼が見たアボリジニの社会とは、どんなものだったのでしょうか。そして、アボリジニの社会で暮らし続けた彼の胸中とは?日本でいえば、ジョン万次郎。異なる文化の間に生きた人間の生き様というのは興味を惹きつけられますね。

2007年11月14日

クイーンズランド図書館

  先日ブリスベンにあるクイーンズランド図書館が好きと書きましたが、ブリスベンに数ヶ月以上滞在していたという日本人とバッパーで話した際のことです。私が目を輝かせて、「州立図書館は良かったでしょ?」と聞くと、答えは「別にぃ」。・・・・ちょっと切ない。 私のオススメとは万事こんな感じかもしれません。マイナーな好みでマイナーなブログを書き、マイナーな人生を送り続けています。マイナーリーグ万歳! と、どうでもいい前置きは横において、今日はクイーンズランド州立図書館内にある、Indigenous Knowledge Center 原住民情報センター「kuril dhagun」をご紹介します。場所は前回の博物館と同じサウスバンク。博物館と美術館を通り過ぎ、さらに奥に行きましょう。
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  外壁は打ちっ放しのコンクリート。しかし、モスグリーン色に彩色されたそれには、冷たさがなく、逆に、林の木立に入ったような落ち着きと爽やかさを感じさせます。


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「kurik dhagon」は地上階にあります。資料によりますと、「kuril dhagun」とは、現地のアボリジニの言葉で「kurilの場所」。kurilとは、ブリスベン川に面した図書館の側でよく見られる、土着の水生ネズミの名前だそうです。伝統的なものから現代的なものでまで、アボリジニとトレス諸島の人々の知識を学ぼうというのが、このセンターのコンセプトの一つ。お洒落なセンター内には、現地の人々の話が聞けるタッチパネル式のテレビが設置されています。


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  また、ローカルのアボリジニやトレス諸島の人々と一緒にキャンプファイヤをしながらお喋りをする「A night by the fire」や映画の上映会などの各種イベントを催しています。「A night by the fire」は、月一開催で、私は参加できませんでしたが、次回は11月20日だそうです。興味のある方はどうぞ。

  そして、今回スポットをあてるのが、アボリジニの恋物語。館内の小ブースで繰り返し上映されている、約5分の短いアニメーションです。毎度ながら、私は英語が得意ではないので、英語のナレーションを完全には聞き取れませんでしたが、分かった範囲内でご紹介させて頂きます。

 お話の名前は「Nanji&Nguandi」。ブリスベン近くの部族に伝わる、悲しい恋物語です。

 NanjiとNguandiは幼馴染。二人は、小さい頃から一緒に海に貝を採りに行ったりと、大の仲良しでした。やがて大人になった二人の間に愛が芽生えます。けれど、彼女には部族が決めた婚約者のおじさんがいました。二人の仲に気付いた家族は、彼女に婚約者との結婚を強いります。彼女の意思に反して、執り行われた部族ぐるみの華々しい祭り(結婚式?)の最中、「ちょっと待ったあ!」彼は花嫁の手を引き、共に祭りから逃げ出します。海に向かった二人は泳いで逃げます。それに怒った仲間の部族は、部族の守護神ともいえる大蛇を呼び出しました。大蛇は炎を吹き、二人を深海へと追い詰めていきます。そこに、我らがRainbow Serpent 虹の大蛇が登場。虹の大蛇が歌を歌うと、二人の体は色鮮やかな珊瑚のように変わっていくではありませんか。二人の姿を見失った大蛇は怒りに駆られ、カヌーで二人を追いかけていた婚約者のおじさんを逆に海に沈めてしまいます。海の底にきた二人に、虹の大蛇は尋ねました。「もし、私と此処にいるというのなら、お前達はずっと一緒にいることができるだろう」二人はそれを受け入れ、青い海の底の珊瑚となって、今も共にいるのです。


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 リスニングを間違っていたら、すいません。

 ところで、オーストラリア大陸最東端の岬であるバイロンベイを訪れた際、似たような物語を見かけました。バイロンベイの岬から、それなりに大きい小島が見えます。その小島は、アボリジニの伝承によると、その地方を創造した神様(spirit)の休憩場所という話の他に、海に逃げて溺れた恋人達が変化した島との話もあるそうです。仲間の部族に結婚を反対された恋人達が海に逃げていった、悲恋物語。 また以前、シドニーの海洋博物館だったと思うのですが、同部族内ではなく、異なる部族間で結婚をすることが決められていたとの説明を見た覚えがあります。

 隣近所の付き合いが希薄になってきた日本の現代社会。それを可能にしたのは、周りと協力しなくても生きていけるからであって、隣近所の助けが必要不可欠な田んぼを耕していた時代には、色々と村の掟がありました。 アボリジニが生きていた世界は、とても自然が厳しいところ。そこでは、個人主義だなんて悠長なことはいってられず、周りの人間と助け合わなければ生きていけません。個人よりも団体の意思というのが尊重されます。 彼らがドリームと呼ぶ神話伝承において、万物を想像した祖先の霊達は、Law 、彼らが守るべき法や掟をも定めたといいます。「ドリームが法を定めた」と強調しているようであることが私には不思議だったのですが、自然の中にいて自由人と思える彼らの方こそ、助け合いの集団を維持するために、人間社会の厳しい決まり事が必要だった。そのように今は考えています。

 恋人達の悲しい物語が残されているように、伝統的なアボリジニの結婚というのは、部族内の取り決めというか掟とかに縛られて、それほど自由ではなかったのかもしれませんね。

2007年11月11日

クイーンズランド博物館

 オーストラリアの都市は水辺の風景。シドニー湾のシドニーをはじめ、パースにはスワン川、メルボルンにヤラ川、アデレードにトレンス川、そしてブリスベンにはブリスベン川。そのまんまの川の名前だというツッコミはさておき。ブリスベンのシティ、メイン道路のクイーン・ストリートから続く、ヴィクトリア橋でブリスベン川を渡ると、そこは図書館や美術館などが集結する文化芸術の中心地、サウスバンクであります。下の写真は、左がシティで右がサウスバンク。
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 今回ご紹介するクイーンズランド博物館は、その一角、橋を渡って直ぐのところです。子供が楽しく科学を学べる科学館のコーナーは別にして、入場料は無料。Museum Zooと称して動物の剥製があったり、飛行機や車があったりします。
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 博物館を上にずっと上がって、一番奥がアボリジニのコーナーです。このフロアは写真撮影が禁止。英語の解説文を直ぐに理解できない私には非常に辛いのですが、おそらく肖像権等の関係から、写真撮影が禁止されているようです。
 「Dandiiri Maiwar」と名付けられた、ここアボリジニ・トレス諸島文化センターは、それほど大きくはありませんが、コンパクトに情報がまとめられている印象をうけました。時間がないけど、ちょっとアボリジニについて知りたいよという方には、適当な小ささではないでしょうか。建物自体が新しいようなので、造りも綺麗です。

 植物の利用方法等の伝統的文化の解説や、華々しく飾られている現代社会で活躍しているアボリジニの著名人の写真など。特別展示では1967年の国民投票を模した投票所が設けられていました。3つほどの問に対してYESかNOを答えるのですが、その内の一つを。メモを取るのを忘れてうろ覚えで申し訳ないですが、「現在、アボリジニは平等の権利を享受していると思いますか?」には、(ここを訪れたオーストラリア人はどのような票をいれたのだろう?)、と考えさせられました。
 次に、数ある展示解説の中から足を止め、辞書をひきひき読解を試みたコーナーに触れたいと思います。
 まず、クイーンズランド州のアボリジニにとっての冬の時代について。1897年の特別法
により約100年もの間、アボリジニの人々がどんな境遇にあったのか。

 法の下、アボリジニの人々はミッションに強制移住させられ、子供は親元から引き離された。それは家族を崩壊させ、文化を断絶させるものであった。ファームでの労働による賃金は、全てを現金として受け取れず、クイーンズランド州の銀行口座に自動的に振り込まれた。しかし、口座からの引き出しには許可が必要で、しばしば政府によって承諾なしに引き出され使用されてしまった。賃金からとられる税金は、アボリジニの福利厚生基金のためのものだったが、実際は白人開拓者やミッションの維持費のために使われることがあった。アボリジニの結婚は制限をうけ、1960年代までChief Protector(保護官)の承認が必要だった。女性は12歳で奉公にだされ、白人家庭の家事に従事していた。

 労働をしたにも関わらず、不当に奪われた賃金について、その後、裁判をおこしたアボリジニの人々もいます。そのような酷い処遇を、アボリジニの人々が長い間受けていた事実があります。そして、それを包み隠さず(或る部分は未だ秘密にされているかもしれないけれど)、展示物の形で伝えていく文化をオーストラリアは持っているのだとも思います。

 最後に、「Aboriginal English」について。このブログの一番初めで、「私はアボリジニ英語を喋っている」と笑っていたアボリジニのおばさんの話を書きましたが、私はアボリジニ英語をこのおばさんの造語だと思っていました。けれど、アボリジニ英語はオーストラリア社会に一つの言葉として、別個の言語として認められていることを、今回、この博物館で初めて知りました。その言葉の定義としては、「英語の中に、アボリジニ特有の言葉やアクセント、文法や意味が混ざったもの」。英語とアボリジニ語がゴッチャになってるんですね。解説で紹介されていたアボリジニ英語の例を幾つか挙げておきます。
mob=group/community/family/region
murii=Aboriginal person(Queens land)
migloo=white person
Which way?=How are you?/What's going on?

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2007年10月14日

穴場!ブリスベン

 北はケアンズ、南はゴールドコーストに挟まれて、ちょっと目立たないクィーンズランド州の州都がブリスベン。今まで目的地とした中で最低レベルの期待度でしたが(スミマセン)、その分、良さを知った後の感動はひとしおでした(ちなみにメルボルンは最高レベルの期待度だった分、がっかり感が一番でした)。ブリスベンは、なかなかの穴場ですよ!
  ゴールドコーストを代表するサーファーズパラダイスでブラブラしているより、早くブリスベンにくれば良かったなあと自分は後悔しています。ブリスベンより日本人がいっぱいのサーファーズパラダイスは、遊園地だとかお金をかけないと遊べない所ばかりなんですよね。金持ちとサーフィン大好きの方なら、その名の通り楽園でしょうが、時々朝昼飯をケチって一緒にしちゃうような節約旅の私には、波打ち際でトドよろしく波にもまれて笑ってるぐらいしかないです。まあ、それも非常に『非常に』楽しいのですが! 
 週末にちょろっとサーフィンを楽しみたいぐらいなら、ブリスベンに住めば宜しいです。ブリスベンからサーファーズパラダイスまで、バスで1時間ぐらいしかかかりませんから。ブリスベンの方が勿論街の規模が大きく、ショッピングの選択の幅も広く便利ですよ。

 ところで、ブリスベンで私が最も好きなのは、州立図書館です!(また、マイナーどころですね)。建てられて、やっと一年になろうかという建物は、非常にお洒落でモダン、インターネットや本を読むスペースは一流ホテルのロビーみたい。

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 私は図書館が大好きで、パース、アデレード、メルボルン、シドニーと調査を続けてきましたが、ブリスベンが一番好きです。メルボルンの宮殿のような図書館もステキなんですが、一市民の 私は圧倒され過ぎてちょっと落ち着かないですね。
 ここは美術館や博物館、植物園も充実しています。なんといっても建物が新しくてキレイでステキ。無料で楽し めるこれらの文化施設こそが、私の観光名所です!サーファーズパラダイスの最大の弱みは、こういう無料文化 施設がないことですね。 
 そして、こんな感じの私にとって、ブリスベンは穴場なのでした。その辺をご了承おき。

  そんな訳で、数日前からブリスベンに潜伏中です。ブリスベンについて話したついでに、私の大好きな木の花も ご紹介しましょう。今、ブリスベンでは、この花がちょうど満開。あちらこちらの街角に、鮮やかで美しい色を 添えています。
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 木の名はジャカランダ。植物園の無料ガイドツアーのガイドさんの話では、オーストラリアの木ではなくブラジ ル原産です。移民が持ち込んだんですね。オーストラリアではここクイーンズランド州こそが、この木が最 初に植えられた所だそうです。藤の色を思い起こさせる雅な紫には、いつもウットリ。そして、風に吹かれて花 が散る様は、桜に相通じるものを感じます。実際は花びらが散るのではなく、ラッパ型の花全体が落ちるんです が。「紫の桜」は本当に美しく、私の大のお気に入りです。この花のおかげで、ブリスベンの私の印象もアッ プしたのでしょう。
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 それでは、このブログの主旨、アボリジニに関する情報を、触りだけ今回お伝えします。
 まず、ブリスベンはアデレードと似たような感じがします。アボリジニの情報をキャッチし易いです。実は、メルボルンとシドニーは、アボリジニの情報を非常にキャッチしにくく困ってました。この二つの大都市に、アボリジニに関する情報がないのでは決してありません。ただ、鬼太郎の髪の毛のアンテ ナの如く、私の情報をキャッチする「アボリジニアンテナ」の感度がどうも鈍らされてしまっていました。そこ には、刺激や情報があまりにも多すぎて。単純にいえば、他にも楽しいことが盛沢山の街だから?また、大都市 だけあって、アデレードと違ってアボリジニを見かけることがほとんどなく、大都市の雑踏に、彼らの影がかき 消されてしまっていたようにも感じます(観光の世界は別にして)。蛇足気味に付け加えれば、アデレードのア ボリジニ(Kaurna)が、私が訪れた州の中でも、最も際立って表舞台で(観光でなく、政治などの公の世界で) 活躍していると思います。あくまでも、少しかじった程度の人間の所感ですけど。
 アデレードの情報量には及ばなくとも、ブリスベンの情報は、分かり易い形で、非常にコンパクトにまとまって いるように思います。

 後程、詳細をご紹介するスポットは、州立図書館の中にある情報資料センターKuril dhagun、博物館の中にある 展示コーナーDandiiri Maiwar、現代美術館GoMAの現代アボリジニアート、などです。市内にある植物園では、アボリジニと白人にまつわるステキな話も知ることができました。
 これから、未だ途中のアデレードでの出来事(特に国民投票にまつわるThe Journeyは是非とも皆様にお伝えし なくてはならないことと考えています)と交互に、現在進行形のブリスベン情報をお伝えします。